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永遠の0は実話orフィクション?モデルや最後の笑みの考察も!

永遠の0
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永遠の0(ゼロ)』は、小説家・百田尚樹さんが出版した戦争をテーマにした小説で、2013年には映画化・テレビドラマ化をしています。

そんな永遠の0について「実話orフィクション?」「永遠の0のモデルは?」「永遠の0の最後の笑みの考察」といった話題が挙がっています。

そこで今回は、

永遠の0は実話orフィクション?
永遠の0のでモデルは?
永遠の0の最後の笑みの考察

を調査してみました。

多くの人を感動させた「永遠の0」について詳しくなってみましょう!

永遠の0は実話orフィクション?

『永遠の0』は、実話ではなく一部フィクションの作品です。

引用先:映画.com公式Xより

永遠の0は【実際にあった出来事を参考にして作られた作品】と言われています。

この「永遠の0」の著者・百田尚樹さんはこのように話しています。

太平洋戦争をきっちりと描こうと思ったら、本にして何冊分もの分量が必要になります。でも、小説にするからにはコンパクトにまとめたい。分量を抑えながら戦争全体を描くには何が必要か。その答えが多くの戦場を描くことでした。零戦はあの戦争を最初から最後まで戦った戦闘機です。(中略)主人公を零戦の搭乗員にすれば、多くの戦場を描ける、あの戦争全体を書けると考えたわけです。

引用先:日本経済新聞HP

永遠の0の舞台となった太平洋戦争は、1941年~1945年の約4年間続いた世界的大きな戦争として有名です。

主人公を活躍した戦闘機の搭乗員にすることで、戦争全体を伝える」小説家さんならではの考えですね。

しかし、主人公の宮部久蔵さんや特攻隊員、宮部さんに関係する人々の名前は、一部を除いて架空の人物名です。

「永遠の0」は戦争全体の要点をもとに、戦争の恐ろしさ・特攻隊員の気持ちを伝えた作品と言えますね。

永遠の0のモデルは?

永遠の0のモデルは、以下の3人が有力視されています。

富安俊助さん
石野節雄さん
坂井三郎さん

富安俊助

富安俊助さんは、「永遠の0」のモデルとして最も有力視されている方です。

永遠の0の主人公・宮部久蔵さんとの共通点は【並外れた操縦技術】です。

搭乗した零戦の機体を横滑りさせたり、機体を急上昇させ上空で180度旋回して背面飛行させたりと並外れた技術は、「化けものか!?」と敵を驚かせるほどでした。

残念ながら22歳という若さで戦死しましたが、他の戦死者と一緒に丁重に水葬されたと言われています。

敵をも驚かせる操縦技術は、圧倒的な存在感だったでしょうね。

石野節雄

2人目のモデルは、石野節雄さんです。

主人公・宮部久蔵さんとの共通点は【命を懸けた突撃】です。

「永遠の0」のラストで、宮部久蔵さんが敵の攻撃をかいくぐって戦艦に突撃するシーンがありますが、石野さんも同じように敵の攻撃をかいくぐって突撃しました。

19歳という若さで戦死しましたが、勇気ある行動が敵の戦艦・ミズーリ艦の船長の心を強く打ち、正式な海軍葬を執り行ったと言われています。

19歳という若さで、国のために命を懸けた突撃は心を打たれますね。

坂井三郎

最後のモデルは、坂井三郎さんです。

主人公・宮部久蔵さんとの共通点は、【仲間を大事にしている】ことです。

「永遠の0」の中で宮部久蔵さんは、命を重んじるあまり周りから「臆病者」と呼ばれ、“げきついするより撃墜されない”ことを説いた人物です。

坂井さんは、出陣の度に必ず仲間を連れて帰ることを誇りにし、飛行中は周囲に敵機がいないかどうかを常に警戒するほど、仲間を思いやっていました。

一緒に戦地で戦っている仲間を思いやれる人間は素敵ですね。

ちなみに「永遠の0」の主人公・宮部久蔵さんは架空の人物です。

上記3人の特徴的・印象的なところをモデルとして作られた人物が【宮部久蔵さん】と思われます。

永遠の0の最後の笑みの考察

永遠の0の最後の笑みは、「極限状態にいた中での笑み」「戦争に対するむなしさ・怒り」「家族のもとに帰れない悲しみ」と考えられます。

上記のポストに投稿されている動画の0:06あたりで、主人公・宮部久蔵さん役を演じた岡田准一さんが笑みを浮かべているシーンがあります。

主人公・宮部久蔵さんは、航空兵であり教官としての顔も持っており【命を重んじる】という考えの下、“無謀に撃墜するより撃墜されないこと”を重要視して指導していきました。

そんな中、教え子たちが次々と出撃・戦死していく姿を見て、精神的に追い詰められていき、気持ちが不安定になっていきます。

自ら志願し特攻兵として敵の母艦に突撃する時には、精神は極限状態で、その中で出てきた感情が“最後の笑み”として表れたと思われます。

また、力強い涙目にも注目です。

ストーリーの中で、宮部さんは奥さまに「必ず帰ってきます。」と告げるシーンがあります。

もし、“やっと家族のもとに帰れる!”という気持ちならば、穏やかな表情で突撃するのが一番合ってますよね。

しかし、力強い涙目になっていることから、“生きて家族のもとに帰れない”という悲しみと諦めの気持ちが“最後の笑み”に感じられます。

生きて家族のもとへ帰りたいと思いながらも、戦争でその願いが絶たれてしまう】。

戦争に対するむなしさ・怒りも、涙目と“最後の笑み”に感じられますね。

この映画の監督を務めた山崎貴さんは、映画を通じて“戦争とはどんなものか”、”最後の笑みの意味は何か”を考えてほしいと思っているのかもしれません。

そう思いながら、「永遠の0」を観ると、また違う気持ちで観れるはずです。

まとめ

今回は、「永遠の0は実話orフィクション?」「永遠の0のモデル」「永遠の0の最後の笑みの考察」を調査してみました。

今回分かったことは、

実話ではない一部フィクションの作品
・以下の3人がモデルとなった可能性あり
富安俊助さん
‥‥‥並外れた操縦技術
石野節雄さん
‥‥‥命を懸けた突撃
坂井三郎さん
‥‥‥仲間を大事にしている

・最後の笑みは3つの考察が考えられる
極限状態にいた中での笑み
戦争に対するむなしさ・怒り
家族のもとに帰れない悲しみ

でした。

戦争の恐ろしさと特攻隊員の葛藤が見事に描かれている「永遠の0」。

観る価値のある素晴らしい作品なので、ぜひ観てみてはどうでしょうか。